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チラシBOOK

季節チラシを毎号保存して楽しむ

チラシの中には、完全に単体として機能している、それだけのものもあれば、春号、夏号のように季節ごとのシリーズになっていくものもある。
別に続いているわけではなく単体のチラシとしても楽しめるのだが、たとえばファッション系の季節チラシを一年間保存しておくと、年間のワードローブ対策になったりするものもあるのだ。それにそうしたものを保存して楽しむタイプの人も存在する。

最近までそんなことを考えたこともかったのだが、実際にそんな話をある若い女性から聞いたのでお話したいと思う。
その女性はある婦人服ブランドの広報を担当している才気溢れる方なのだが、彼女がその道に入ったのは、中学のときに集めていたあるデパートの季節ごとに発行されるチラシだったのだそう。

当時はもちろん次々と洋服を買うようなお金がないので、お小遣いをためては、次は何を買おうかと考えて、いろいろな妄想にふけるのが楽しみだったそうだ。

彼女はその季節者カタログとしてのチラシを毎号保存しておき、次の号が発行されるまで、まさに擦り切れるほどに読み漁ったのだと教えてくれた。
実際に自分は着ていないけれど、それを着たら、そこにこれをあわせたらと、いろいろ考えることが楽しくて、それが講じてアパレルの広報にまでなってしまったのだと。

チラシから職業が決まるなんて、こんなにいい話はそうそうない。